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DSKの登録抹消

このブログで2011年9月28日の「DSKレストア(その1)」から2012年4月25日の「DSKレストア(その26)シリンダーヘッド組付け」まで、26回に亘ってバイクのレストアの報告をさせて戴きましたが、そのバイクも車庫の隅でバイクカバーに覆われたまま永い年月が経過し、バイクカバーに破れやほころびが出始めました。
畑に出かける軽トラのラジオで「4月1日の登録に基づいて税金が掛かる」と云うバイク買取りのCMが流れるたびに、DSKの税金のことが気になり、そのコマーシャルの2回に1回は家内からも「ナンバーを返そう」と声を掛けられる。
2011年12月12日にナンバーを付けて以来、僅か数回の走行の為に9年もの間税金を払い続けたことになり、年金生活者としては実に不経済であったと反省し、思い切って抹消することにした。
令和2年度の課税を回避する為、ぎりぎりの3月25日に湘南陸運事務所に出かけた。
窓口で申請用紙をもらい記入方法の説明を受け、ナンバーの返納窓口で返納し、再び先ほどの窓口に戻って申請書類を提出。10数分待ったところで番号を呼ばれ「軽自動車届け出済証返納証明書」の交付を受けて手続きを終了した。
毎日が日曜日生活者になった当初、持て余した時間を実に楽しく過ごさせてくれたDSKの抹消はなんとも複雑な思いであるが、次に何時かはDSKそのものを処分しなければならないと考えると更に悩ましい問題である。

DKWを発見

DSKのレストア作業に「毎日が日曜日」生活になった当初は夢中になったが、最近はバイクカバーを被って車庫の隅に置きっぱなしである。
11月にモトラッドの仲間と四国ツーリングに出掛けることになったので、中国・四国の地図を買いに近所の書店にDSKで出掛けた。
帰り道は近所の小高い山を越える道を選んで、相変わらず効きの悪いブレーキにてこずりながらも、往復で10㎞ほどの楽しいミニミニツーリングを楽しむことが出来た。

自宅を出発する前のDSK

帰りの山道で東名高速をバックにしたDSK

その翌日、市内の白笹稲荷で骨董市があるとの情報を得て畑に出かける途中寄ってみた。
混雑した駐車場に入っていくと前方の軽トラックの荷台になにやら古いバイクが載っているのを発見。近づいてみると綺麗にレストアされた250㏄程度のバイクであり、興味を覚えたが自分の車を停める場所が無く、相手の軽トラックには運転手が乗ってバックしようとしている。
慌ててカメラを出して運転席から辛うじて一枚だけ移したところで前が空いたので止む無く前進して30m程前の空きスペースに車を停めた。

偶然にも骨董市で見かけたDKW 写真はこの一枚だけ

車から降りて振り返ってみると既に目的のバイクを載せた軽トラックは駐車所の出口を出るところで詳しく見ることも話を聞くことも出来なかった。
既に車から降りていた家内が「DKWと書いてあったよ」と教えてくれ、運転手と見ていたオジサンの会話で「委託で預かっているバイクで日本に一台しかない」とか言っていたよと教えてくれた。

DSKに初めての来客

昨年6月に「毎日が日曜日」生活に入ったお知らせを、お付き合いのあった方々に送ったところ、現役時代の元後輩であるA氏からメールを頂き、DSKのレストアに関心を寄せてくれた。
A氏が退社して以来、永い間年賀状だけのお付き合いになっていたが、久しぶりの賀状以外での連絡復帰に大喜び、何度かメールをやり取りする仲になった。A氏は私の後輩時代は非常に優秀なエンジニアで、今でも輸入車ディーラーに勤務しており、プライベートでは4輪・2輪を含め数台の旧車を保有しているとの事であった。
そのA氏から珍しく電話が入り、11月4日に筆者のDSKを見に来てくれることになった。DSKにとっては嬉しい初めての公式来客である。
いかにもA氏らしく予告時間ピッタリに、筆者宅前に静かな排気音と共にBMW K75が停まった。出迎えると「聞いていた車が車庫に無いので不在かと心配した」と笑顔で挨拶してくれた。

A氏所有のK75 かなりレアなバイクである

挨拶もそこそこに、早速本日の主役であるDSKを見て頂こうと、バイクカバーを取り外した。
9月27日にほぼ半日を掛けて磨いたDSKはピカピカの状態で姿を現し、二人でそのノスタルジックな雄姿をじっくりと鑑賞した後、エンジンを掛ける事にした。
燃料コックを開けてティクラでフロート室にガソリンを満たし、数回キックするとエンジンが始動した。ところがエンジンが始動しても赤いIGランプが点きっ放しである。
レストア時には少しオーバーチャージ気味で、レギュレーター調整が必要と思っていたものが、一転してIGランプ点灯である。早速、電気に詳しいA氏がテスターを使って確認してくれたところ、発生電圧がゼロであることが確認出来た。ブラシか何処かに接触不良が発生している可能性が有り、近い内に修理を行わなければならない事となった。
その後、家に上げってもらい車談義に花を咲かせ楽しい時間を過ごし、バイクで昼食に出掛けようと思い誘ったが「奥さんとベルマーレの試合を見に行く約束が有る」とのことで、記念の写真を撮ってお別れした。
来訪したK75の横で少し嬉しそうなDSK A25の姿をご紹介する。同じルーツが辿れる2台である。

同じルーツが辿れるBMW K75とDSK A25のツーショット

DSKの手入れ

木曜日は家内が地域の主婦達とのサークル活動に参加し、午前中は一人である。
バイクにでも乗ろうかとも考えていたが、DSKのレストアが終了して以来、近場を数回走っただけで、全く手入れをしていないことが気になっていたので、メッキ部品を磨くことにした。
8月に畑に出掛けた時に掛けたバイクカバーを取り外して確認すると、新しくメッキをし直した部品(リム・スポーク・ハンドル・ライトリング・チェンジレバー・等々)に少しクスミが確認できる。そのほかにもリムやマフラーにも汚れが付着したままになっている。
先ず手始めにハンドルバーを綿のウエスで軽く磨くと、すぐにクスミも取れ再メッキした時の光沢が再現出来た。つづいてヘッドライトリングに移り、塗装部分を擦らないよう慎重に磨き、これも無事に終了した。

ピカピカになったハンドルブラケットとハンドルバー

カメラがクッキリと写るヘッドライトリム

BMWのレストア用パーツを流用したマフラーとエキゾーストパイプの磨きには多少苦労したが、何とかこれも元通りにする事が出来た。
一番苦労したのはリムとスポークである。汚れは酷いしスポークが入り組んでいて中々手ごわい。小さな椅子を用意し、ホイールの横にドッカと腰を下ろして磨きに取り組んだ。
子供の頃から新しい自転車を買ってもらうと、1・2度はスポークを一本々々磨いたが、数か月もするとスポークに錆の兆候が出始め、1年後には明らかに錆である白っぽい斑が出来始めたもので、その癖は今でも愛車のR1200GSのスポークにその化学反応を表現せしめている。
しかしレストアを完了させたDSKにはそんな惨めな思いはさせられないと決意し、懸命に磨いた。磨いて行くうちに要領が良くなり、最終的にはスポークにウエスを巻き付け、背中をタオルで洗う要領で磨き、片側が完了すると反対側から同じ事を繰り返すと云う単純な手順に固定された。
たすき掛けにクロスされた2本のスポークが片側に9セット、左右で18セット、つまり一輪に36本ものスポークがあり、前後の2輪で実に72本にもなる。結局前後の車輪のリムとスポークを磨くのに1時間半ほどの時間を要した。

オリジナルを証明するMADE BY TAKASAGOの刻印

磨き終わった後、エンジンを掛ける事にした。数回のキックでエンジンは始動し、OHV特有のタペット音を響かせ5分ほどでエンジンを止めた。近い内に乗ってあげなければいけない気分になって作業を終了した。
夜になって家内が「DSKを居間の階段の下に上げたら?」と云いだした。「百万円近くもお金を出して、ガレージにバイクカバーを掛けておくのは勿体ない」と云うのがこの発想の根源だそうである。筆者の「居間に上げたら乗るのに困る」との反論に、「めったに乗らないのだから、その時は私も手伝う」と力を入れて持ち上げる家内の仕種に驚いた。

磨き作業終了後のDSKの姿

DSKでモトラッド訪問

夏休みで帰省した二男と畑の往復をした時以来のDSK走行を報告します。

モトラッドのエントランス前に駐車したDSK

先日出掛けたBMW Motorrado Day 2012の写真をCDにまとめるので、筆者が写した写真のデーターが欲しいとの要請に「DSKで届けに行きます」と答えた。
約束した8月31日は自宅前道路の舗装工事日に当たることを後で思い出し、仕方なく9時前にバイクを軽トラックの駐車場に移した。
9時を少し過ぎて自宅を出発し、平塚市のモトラッドに向けて走り出した。畑に出掛けた時にも感じたが、ハンドルの操舵感が走り出しでは軽過ぎ、低速旋回時には思ったよりも内側に切れ込む特性があるが、3速に入れるぐらいの速度から安定し始め、4速での走行は全く不安な要素は無くなる。
しかし、ブレーキの効きは本当に甘く、いざとなったらリアブレーキをロック覚悟で思い切り掛けるしかない。高校時代に乗っていたDSK(56年製でこのDSKより1年古かった)も、こんな程度のブレーキであったと思い出しながら走った。
モトラッドでは目的の写真データーの話よりも、次のツーリングを何処にするかやバイク談義に花が咲き、2時間以上も滞在した。
モトラッドのメカニックや来店した数人のお客様にDSKを見て貰い、レストアの出来栄えにそこそこの評価を貰えたことが嬉しかった。
帰り際に、モトラッドのエントランス前で記念の写真を撮ったのでご紹介します。
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老年ライダー

Author:老年ライダー
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性別:男
職業:退役ディーラーマン
趣味:バイクツーリングとレストア

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