武家盛衰記(南條範夫)

最寄駅の中にある小さな本屋さんで、面白い本を見つけて購入した。
本のタイトルは「武家盛衰記」という重々しいもので、著者は南條範夫で筆者が初めて読む作家である。
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手にとって目次を見てみると、今まで比較的戦国物に偏った読書をしてきた事も有り、名前を知っている武将がずらりと並んでいた。
はしがきによると、織豊時代に活躍した武将12人を取り上げた第一部と、関ヶ原役前後に活躍した武将12人の、合計24人の武家を取り上げたとなっており、不思議に感じたのは天下人となった織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の名前が無い事です。この3人を取り巻く書物は巷にあふれていることと、天下統一と云う志を成し遂げた武将であると云う事で、この本のタイトルでもある「盛衰記」にそぐわないと、筆者が判断したのではあるまいか。
この本の面白い所は、一つの時代に共存(競存)した武将たちの生きざま(活躍や陰謀)を書いている事で、同じ出来事(主に戦)に対して、それぞれの立場から見た書き方をされていることである。したがって、今まで個々の武将の伝記を読んでいただけでは見出せなかった、史実(主に戦)における武将同士の関連性を整理出来ると云う意味で、読者の頭を整理してくれる。
筆者の故郷である土佐の長宗我部盛親も取り上げられているが、中学・高校で学んだ郷土史では盛親の父親である元親に関することが多かったように記憶している。20年ほど前に司馬竜太郎著「夏草の賦」で読んで長宗我部盛親の事を知ったが、それ以来久しぶりに長宗我部に関する書物に接して、故郷の事を思い出した。 
丁度読む時期が家内との沖縄旅行中に重なり、2月14日西表島のコテージで読み終わったことも印象に残った。

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