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「本当のこと」を伝えない日本の新聞を読んで

ぶらりと立ち寄った書店の本棚から、赤い帯に『ウソを繰り返しつく新聞はもはや「オオカミ少年」だ!』と書いた本を取り上げた。
その本のタイトルは『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』と云うもので、ニューヨーク・タイムズの東京支局長であるマーティン・ファクラー氏の書いたものである。

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この本は、日本の新聞は何処も同じ内容の記事であり、記者が自身の取材から掘り起こした独自の記事が少ない上に、その記事に対する記者本人及び新聞社としての主張があまり見られない。と云う主張で書かれている。
その「何処の記事を見ても同じ記事」となる原因が、公的機関や業界団体に大手メディアが中心となって設置している「記者クラブ」という日本独特の組織にあり、当局からの情報を大手メディアの記者だけが一人占めにしていることにある、と断じている。
その事が、2011年3月11日に発生した、国家存亡の危機とも云える「東日本大地震」に関する大手メディアの報道が、まるで金太郎飴のごとく同じ論調となったと結論づけている。SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)に関する報道が3月23日まで殆ど無かった事や、既に3月14日には外務省を通じて米軍に通知されていたことなどを上げ、文部科学省とその事を10日間も報道しなかったメディアを痛烈に批判している。
この米軍が先にSPEEDI情報を入手していたという事実は、筆者も新聞等の報道で知ってはいたが、ここまで日本の行政とメディアがお粗末であった事を、この本を読んで改めて認識した次第である。
終盤の第4章(ジャーナリストがいない国)では、日本の記者は有名大学のエリートばかり、ジャーナリストはサラリーマンではない、大手新聞社の給料は高過ぎる、なぜ正社員にしか記事を欠かせないのか、と主張が続き、最後には「中国よりも閉鎖的な日本のマスコミ」と決めつけている。厳しい規制が有る環境の中で、突っ込んだ報道をしているメディアの実例も挙げての主張であり、読者を納得させる主張である。
「毎日が日曜日」の生活に入って以来、それまで購読していた業界紙を解約し、朝日新聞だけを朝夕合計で1.5~2時間もダラダラと読んでいる筆者にとって、更に新聞の記事を深読みすることはもちろん、ネットを通じて他のメディアの報道にも接しなくてはならないと、大きな警鐘を与えてくれた1冊でした。

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