迷子のメジロに感謝

猛烈な風雨に見舞われた成人の日、居間に座って新聞を読んでいると、車庫に面した窓に何かがぶつかり落下した。
小鳥ではないかと窓を開けて覗いて見ると、案の定、作業台の上に重ねて置いてあるタネ蒔きポットの中に緑色の小さな鳥が入っていた。
少し小さいようであるが、良く見てみると目の周りに白い縁取りがありメジロである。
カップごと室内に入れ指で撫ぜてあげても、目は開けているが殆ど反応が無く、ガラス戸に激突した衝撃で脳振蕩を起こしているらしい。

ガラスに衝突して種まきポットの中に落下

記念に写真を撮ろうと手に取って数枚写したところで室内を飛び始め、露しになっている筋交いに止まって辺りの様子を伺っている。

室内を飛び回り筋交いに止まったメジロ

しかし、筆者が近付き容易に手で捕まえる事が出来た所を見ると、まだ正常ではない様である。更にもう一度手から離れて、階段の上の吹き抜けになっている部分に逃げ込んだが、これも簡単に素手で捕獲することが出来た。

放してあげる直前に筆者の手の上で記念写真

2年ほど目に子雀を庭で捕獲した時、餌を与えたが何も食べず、数時間後に衰弱したまま近所の藪に放した苦い経験(きっと野良猫の餌食になったと思う)を思い出し、出来るだけ早く放してあげる事にした。
庭側の窓を開け手に乗せて差し出したが、直ぐに飛ぼうとはしない。1分ぐらい経つとキョロキョロと辺りを見回し、ようやく飛び立った。
窓から3m程の位置にある楓の枝に止まり、激しく打ち付ける雨によって脳振蕩から覚めたのか、ほどなく飛び立ちその先にある槇の木とヤマモモを縫うように掠めて、我が家の裏手に姿を隠した。
現在メジロは捕獲と飼育が法律で禁止されているが、筆者が子供の頃の地元高知では、大勢の大人が飼育していて、競鳴会に出るという隣のオジサンの家は、メジロの入ったコバンと呼ばれる竹製の鳥かごで、足の踏み場も無い状態であった事を思い出した。
そんな環境で育った当時の子供たちは、メジロの入ったコバンを持って山に入り、コバンの傍に水で柔らかくした鳥黐を巻き付けた小枝を仕掛け、メジロを撮る事に夢中になっていたし、その仲間に加わっていた記憶が筆者にも有る。
そんな子供の頃の記憶を思い出させてくれた迷子のメジロに感謝である。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

老年ライダー

Author:老年ライダー
老年ライダーのブログにようこそ!
性別:男
職業:退役ディーラーマン
趣味:バイクツーリングとレストア

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリ
最新記事
アクセスカウンター
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる