日本は中国にこうして侵略される!を読んで

2010年9月に起きた尖閣諸島中国漁船衝突事件以降、尖閣に関する記事が急激に増加し、我々一般国民の関心も高まった。2012年9月に尖閣諸島国有化以来つづく、中国公船の日本の接続水域や領海内での航行に何やら不安を覚える。
また、昨年6月から朝日新聞で連載が始まった「紅の党」を読むにつけ、隣国中国の存在が気に掛る日々である。
そこで書店で偶然目に付いた「日本は中国にこうして侵略される」と云うタイトルが気になり購入した。

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本書は前半の第一章を5人の論客による座談会で構成し、第二章は一章の内の4名に2名が加わった6名の対中国専門家が、それぞれの立場で中国の領土拡大主義に警鐘を鳴らしている。
この座談会では台湾・チベット・ウイグルの対中国専門家と二人の日本人が対談したもので、「尖閣どころか沖縄が危ない! 初めて解明された侵略の原理と歴史法則」と云う、おどろおどろしい副題に沿った対談となっている。
中国は最大版図を誇った清国の領土再現に向けて、南モンゴル・満州・チベット・ウイグルと領土を拡大し、現在は台湾に対して領土権主張を行っている。その先に沖縄本島・台湾・フィリピンを結ぶ第一列島線と云うアメリカの対中包囲網打破を目指しており、尖閣もそうした版図拡大活動の一環であり、日本に取って非常に危うい問題であると訴えている。
尖閣デモで各企業に突入したデモ隊の先頭で中に入ったのは私服警察であったとか、デモに便乗して公安警察とチャイナマフィアが力を合わせて企業の経理室の金庫を狙ったとか、我々が思いもよらない事も書かれている。因みに中国の銀行制度では事前に理由書を提出しないとお金をおろせないので、企業の金庫にはお金が保管されているとの事である。
第二章では、満州・内モンゴル自治区・チベット自治区・新彊ウイグル自治区における過去の経緯や、現在どの様な状況にあるのかが書かれており、最後に尖閣問題についての日本と中国の主張の食い違いを並べ、その締めくくりに「中国は日本と沖縄の分断を狙う」と云うタイトルで述べる主張は何とも不気味なものである。
我々一般国民もこうした問題にもっと関心を持たなければならないし、メディアももっと詳しい情報の提供が必要のはずと思わされた一冊であった。

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