梅干の土用干し

昨年から始めた「俄か百姓」の最初に取り組んだ仕事は、畑にある梅の木の間引きと剪定であった。
連日スコップとツルハシで梅の根を掘り、10数本の大きな梅の木を撤去し、細かく切り刻んだ後焼却した。

この大きさの梅の木を10数本撤去した

その作業は梅が実を付け始めた時期に重なり、太い枝をバサバサと鋸で切り落とし、およそ剪定とは言えない荒っぽい作業であったと後で反省した。
そうした盲滅法な剪定が影響してか、今年の梅は花が少なく、当然実も少ない。
その結果大きな梅の木に数えるほどしか実が付かない状況となった。6月14日にその数少ない梅の実を捥いだが幾らも収穫出来ない。
ところが偶然とは恐ろしい物で、その日友人が大きなかごに一杯の梅を持って来てくれた。
梅干を漬けようか止そうかと迷っていた家内が大喜びであった。
梅の実が熟すのを数日待ち、6月18日に大きな漬物用のポリ樽に塩漬けした。我が家には日蔭の物置はバイク小屋しか無く、そのポリ樽は我が物顔で玄関に鎮座した。
その日以来家内は毎日のように「水が出て来た カビは生えてないか」と樽を覗きこんでいたが、たっぷり梅酢が出て梅雨も明けた7月13日に土用干しを始めた。

梅の塩漬けを天日干しした

取りだした梅を綺麗に洗った簾の上に並べて日当たりのよい場所に干した後、樽に残された梅酢をサラシで濾し、一度沸騰させてビンに詰めて作業が完了。

梅干しの副産物として回収できた梅酢

今年の梅酢は900㏄入りの瓶に2本と少々取れ、残り少なくなった昨年のビンを持ち出した家内が「去年の倍近く取れた」と大喜びであった。
ところが土用干しを始めた直後から、俄雨が降ったり、本格的な雨が降ったりと、天候が不順となり、なかなかビン詰が出来ない。
湿度が上がると梅の表面にツブツブと水滴が付き、家内は「色が黒くなったり、硬くなったりする」と心配顔である。
久しぶりに晴れ間が見えた7月18日、午前中一杯太陽で干し、漸くビン(と云ってもタッパーであるが)に詰る事が出来た。
昔から伝わるこうした梅の保存方法には先人の知恵と経験が凝縮されている。今回の体験で、自然の恵みに感謝し、食べモノを大切にすることを学んだ。

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