河口湖自動車博物館 飛行館と若獅子神社

K75に乗るA氏から2回目のツーリングのお誘いが、次のようなメールであった。
『毎年、河口湖自動車博物館で、旧い自動車は観ないのですが、零戦と一式陸攻撃機をレストアしており、1ヶ月限定で公開しています。他の当時の航空機エンジンや、零戦2機、とB17&B29のエンジン、1式陸攻は見応えがあります。
その後富士宮の若獅子神社(陸軍戦車学校跡)でサイパンより引き上げて来たチハタン戦車を観て、富士宮焼きそばを食べて帰ってくる予定です。』
あとで分かったのですが、日程が8月2日と指定されていたのには、A氏のお休みの他にもう一つの理由があり、目的地の河口湖自動車博物館 飛行館は毎年8月の1ヶ月だけ公開されるとのことである。
集合場所として告げられたガソリンスタンドに10分前に到着すると、既にK75が停まっておりすぐに出発した。
県77で松田方面に走り出したが数分経つと小雨が降り出したが、合羽を着ることなくそのまま松田に出た。R246で谷峨の駅を通り過ぎたあたりで雨が上がり、路面は完全なドライ状態となった。標高が上がるほど雨が少なくなるとは不思議な天気である。
駿河小山の金時公園から少しだけ県147を走り、富士スピードウエイのサブゲート・メインゲート前を通過し、須走からR138を辿って河口湖飛行館まで一気に走った。

河口湖自動車博物館 飛行館に到着

飛行館に入ると「良くもこれ程集めたものだ」と感心するほど多くの展示物が所狭しと並べられており、多くの熱心なファンが熱い眼差しでウロウロしている。
入り口に零式艦上戦闘機21型、その尾部に直角に尾翼を並べた52型と、2機の零戦が綺麗に復元された状態で展示されており、他に筆者も見たことのある靖国神社「遊就館」のものと合わせて、3機の零戦を20年の歳月を掛けて復元されたとの説明に感服した。

入り口の零戦 この機体はエンジンが掛かるらしい??

また、壁際に一式陸上攻撃機の胴体があり、その大きな図体で入場者を圧倒している。説明によると後ろ半分になったものを外地から日本に運び、前半分を新しく製作してここまで仕上げたとの事。気の遠くなる様な作業である。

巨大な一式陸攻の胴体

他に数々の航空機のエンジンが展示されており、古い物好き・メカ好きのA氏と筆者は1時間以上も見とれてしまった。
飛行館の見学の後は、「吉田のうどん」を食べようと栄屋(零戦のエンジンとは関係ない)と云う店で「肉卵うどん」を食べ、次の目的地である若獅子神社に移動した。

富士吉田名物のうどん 肉卵うどん

「道の駅なるさわ」の先を県71に左折し、富士山を左に見て(天候が悪くて見えなかったが)南下し、上井出の交差点を左折した先に在る、本日二番目の目的地である若獅子神社に到着した。
ここは陸軍少年戦車兵学校の跡地で、昭和59年に陸軍少年戦車兵の教官と生徒の御霊を御祭神として創建されたとのことで、ここに激戦地であったサイパンより帰還した九七式戦車(チハ車)が保存されている。
その九七式戦車には無数の弾痕がある。20~25㎜もある装甲に深く刻まれた弾痕や、反対側にまでも貫通した穴が残される程の猛攻の痕を留め、我々現代社会の人間に戦争の悲惨さを訴えかけている。

激戦を物語る九七式戦車

参拝を済ませたあと、R139でB級グルメ初代王者を獲得した「富士宮やきそば」を食べようと富士宮に下り、駅前の観光案内所で聞き込んだ富士山本宮浅間大社前のお宮横町でやきそばを食べた。

富士宮やきそば 大盛と並盛の比較写真

帰り道はR139・新東名・伊豆縦貫自動車道無料区間・R1・箱根新道・西湘BPと一気に走り、二宮ICを出て赤信号で停まったタイミングでA氏と挨拶して別れた。
ところがその直後から雨が降り出し、自宅近くでは本格的な雨となった。ウエアがじっとりと重たくなる頃ようやく自宅に到着した。
今回は零戦と九七式戦車を見ると云う少し重いテーマであったが、何時もの只々走るだけと云う企画と異なり、終戦記念日を直後に控えたタイミングで、色々と考えさせられたツーリングであった。
本日の総走行距離は219㎞でした。

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ご無沙汰してます加藤です。この博物館は私が搭乗したグライダー(萩原式H23A)が展示されている様なので一度は行きたいと思ってました。8月のみの情報ありがとうございました。

お疲れ様でした。最後二宮はパラッと降っただけで濡れずに帰宅しました。昨日、BS1で零戦の特集をやっていました(前編)、設計者/堀越二郎は、今宮崎駿監督の「風たちぬ」の主人公でも有ります。
零戦は、武術優れた日本の武士そのもの。剣(機銃)以外は軽装(防弾無し)が為に機敏に動け、相手の攻撃を避ける。開戦当初は圧倒的な能力でグラマンを落としていましたが、零戦を捕獲した米軍が徹底的に研究し、攻略方法を編み出してからは、劣勢になりました。その後特攻機して使われていく零戦に設計者は胸を痛めます。アニメでも再現されているとの事です。
館長原田さんもこの戦争の記録を物として後世に残したいと語っていました。他国ではこのような遺産、博物館は国家レベルで収集、展示しているのに、日本は今だ負の遺産には目を瞑ったままです。個人で奮闘する原田さん凄い方です。

途中で買ったトウモロコシ、今まで山梨で買った中で最高の味でした!


赤いグライダー

河口自動車博物館・飛行館の萩原式H23Aは1機しか存在せず、初期のこの赤い塗装で学生航空連盟にて私も栗橋で飛びました。懐かしく写真を発見できました。ありがとう。因みに私も1947年生まれ・・・。
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