はじめての鍼灸治療体験談

一年ほど前からバイクに乗っていると左肘が固まり、ヘルメットのバイザーを操作するのに不自由を感じ始め、その症状が少しずつ悪化し、最近では一時間ほど走ると痛みが激しく、片手で運転をしなければならないようになった。
5月のヨーロッパツーリングでは6日連続の走行が予定されており、何とか肘と肩を直さなければいけない。
近くの接骨院にでも行ってみようかと考えていた時、散髪に出掛けた床屋で鍼灸治療の話しになった。
床屋のご主人の友人が鍼灸院を営んでおり、腰痛が酷くなったので治療してもらったところ、腰だけではなく長年苦しんでいた背中の凝りも治療してもらい、すっかり良くなったとの話を聞いた。
「実は自分も肘と肩の痛みで悩んでいる」と話すと、その場(散髪の途中)で予約を取ってくれた。
筆者の肘と肩の痛みは、左手を捩じるようにして数分固定していると痛み始めるが、腕立て伏せや鍬を使っての作業には全く支障が無い。
鍼灸治療は初めての体験で、さぞかし痛い思いをするのであろうと覚悟を決め、町田駅の近くにある鍼灸院に出掛けた。形通りの問診のあと症状を聞かれ、いよいよ治療開始である。
先生が右手に銀か何かで出来ている金属棒を持って、私の肘と肩の痛い場所の上にかざし静かに移動させ、一方の左手は人差し指と中指で親指の第一関節辺りを擦り、時々ボールペンで患部に印を付けていく。この動作を数回繰り返した結果、筆者の肘と肩に十数か所の黒い点々が書かれた。
「それで痛いところが分かるのですか?」と質問してみると「この棒が教えてくれるのです」となんだかキツネにつままれたような返事が帰って来た。
次に「先端が90℃で少し熱く感じますが火傷はしませんから」と云う説明のあと、太軸のボールペンの様な器具を先ほどの十数か所の黒い点の上に押し当てた。
少しだけ熱い感触はあるものの跡が残るほどの熱さではない。これが終了したあと確認するよう促され左手を捻ってみると、驚いたことに痛みが無くなっている。たったこれだけの事で痛みが無くなるとは驚きである。
「ここまでは対症療法で、本当の原因は肩甲骨の動きが悪い事にある」とのことで、「その原因を取り除く為に針と灸で治療する」との説明を受けた。
見せてもらった針は説明によると大きさが髪の毛ほどで、打ち込む深さは1~2㎜なので殆ど痛みはないとのこと。また灸は、子供の頃親に据えられたものと同じモクモクとしたもので、イタズラ小僧の頃にお尻に据えられた嫌な思い出が蘇ってきた。
鍼灸治療は、背骨に沿ってその左右に、膝の裏と足首、足の親指の付け根、へその左右と針を打ち、最後に背中と足に灸を据えて終了した。
針は刺した感覚はあるものの痛みと云う程のものではなく、灸も少し熱くなってきたかなと感じる頃に消えるのか消してくれているのか、殆ど熱さを感じることはなかった。
全ての治療が終わった頃には肘と肩の痛みは完全に無くなっており、はるばる電車に乗ってきた甲斐があった。
筆者の鍼灸治療に対するイメージは、痛いポイントに深く針を打ち込み、火傷の跡が残るほど熱い灸を据えると云うものであったので、余りにもの痛くも熱くもない治療に拍子抜けである。
この記事を書いている本日は治療から5日目であるが、今のところ全く症状は出ておらず、完治が期待できそうである。5月のヨーロッパツーリングは楽しい旅になりそうである。

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