電気自動車について思う事

エコカーの競争は全自動車メーカーにとって絶対に避けて通れない大きな試練である。
そのエコカーで何と言ってもトップを走っているのは十数年も前からハイブリッドカーを販売しているトヨタであるが、それに追随したホンダも多くの車種を発売し好調のようである。
一方でハイブリッド競争に出遅れた日産と三菱が電気自動車を発売し大いに宣伝をしているが、種々の事情によりまだまだ大量販売には至らないのが実情のようである。特に筆者が住んでいる神奈川県は日産の地元であると云う事情から、県知事と横浜市長がそれぞれ二代続けて電気自動車への支援を手厚くしていることもあって、あらゆる媒体でリーフの攻勢が目立つが実績には結び付いていないのが現実である。
また、電気自動車は低公害車と云う事で、人気取りの政治家や政党がいかにも関心を持っているかの様に装い、国・県・市がそれぞれ減税や免税をしたり補助金を出したりと、様々な支援が有るようです。
それでも満充電での航続距離の短さに加えて、充電インフラの不足等も有り本格的な普及にはまだまだ時間が掛るものと思われる。もっとも電気自動車を発売した三菱も日産もハイブリッド車の開発への乗り遅れを、一世代先を行くと云われる電気自動車で埋め合わせようとしたもので、実際に日産は今から本格的なハイブリッド車の投入を予定しているらしい。
そのリーフに関して気になることが有ったので思う事を書いてみる。
リーフで気に掛った事の一つ目は、東海道線のある駅前で見かけたリーフのタクシーに付いてです。その日は歩道を歩いていて気付いたのですが、客待ちしているリーフのフロントタイヤが編摩耗しており、一目で保安基準に適合しない状態でありました。電気自動車はモーターの特性上低速トルクが非常に太く、少し急激な加速をするとタイヤに大きな負荷が掛るとことが原因のようです。事にタクシーのように毎日の走行距離が延び、且つ高い安全性が求められる社会性の強い使い方には不向きなのかも知れません。
次に気になったのは、リーフのコマーシャルで0.9%と云う超低金利を知った事です。筆者は大手自動車メーカーの国産車を扱うディーラーに長く勤務し、最後は子会社で輸入車の販売に携わった経験から、国産車ディーラーにとって分割払いの金利は非常に重要な収入源(それでも多くのディーラーは赤字経営)であった事と、輸入車の金利はインポーター主導で決定され、0.9%の様な低金利では収入源どころか持ち出しをも求められる事も有りました。日産がこの超低金利をどう処理するのか知る由も有りませんが、前述の通り様々な公的な支援制度の上に0.9%と云う超低金利が本当に必要なのか疑問です。
電気自動車はゼロ・エミッションと宣伝されておりますが、現状での電力にはその発電段階で何らかのCO2 を排出している訳で、その環境負荷を見せかけゼロにしてなおかつ多くの税金を使った支援制度が必要な電気自動車は、現時点と近未来に於いて本当に環境に優しい自動車なのかと疑問を感じざるを得ません。

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先日は、お疲れ様でした

先日は、お疲れ様でした。大変楽しかったです。

当店にも、プリウスとインサイトが展示されていますが、

プリウスの方は、問い合わせも多く良く売れています。

インサイトは、ハイブリットの特性の違いか、ご覧になる方が少ないです。

やはり、お客様はよく特性を理解されており、プリウスの方に目が向くようです。

電気自動車が、一般的になるには充電時間の問題や、充電ポイントの充実度

がクリアーされない限り、まだまだ普及に時間が掛るのでしょうね。
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老年ライダー

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