老夫婦二人の山陰旅行(その2)

「与謝荘」で目を覚ますと外は小雨が降っていた。
昨日の夜に予約を入れておいた海上タクシーに電話を入れてみると「雨で中止します」との返事で、海上から眺める舟屋群の景色が見られなかったのは残念であった。
「与謝荘」のダイニングから対岸の舟屋群を眺めながら朝食をとったあと出発。

対岸の舟屋に漁を終えた船が戻ってきた

「与謝荘」のダイニングから見た対岸の舟屋

伊根湾を一周したあとR178を「経ケ岬」に向かったが次第に雨と風が強くなり、経ケ岬の駐車場に着いた時には強風が吹き荒れ、遂に車から降りることなく元の国道に戻った。
次の見所に予定していた「丹後松島」でも雨と風が強く、わずかに一枚だけ写真を撮って車に戻るという有様で、ほとんど観光にならない。果たしてこの写真が「丹後松島」なのかどうかはなはだ自信がない。

丹後松島のつもりで撮った一枚だけの写真

鳴き砂で有名な「琴引浜」に到着した時には、小雨になってはいたが相変わらず降り続いており、海岸を見るのを諦め「琴引浜鳴き砂文化館」に立ち寄った。ここでは詳しい鳴き砂の説明を聞き、微小貝探しのコーナーで10分以上座って10個ほどの微小貝を探し、お土産に持ち帰った。
当初の予定では琴引浜や久美浜湾周辺を散策し、城崎温泉あたりで宿をとる積もりであったが、雨でほとんど観光することが出来ずに予定より早く進んだため、そのままR178を西に走って「湯村温泉」まで行くことに決めた。
途中、昼食用に購入しようと停車したパン屋の駐車場から電話で宿を探し、3軒目でようやく予約が取れ安心して(この安心が後で期待外れになる)湯村温泉に向かった。
余部で道の駅に立ち寄り「空の駅あまるべ」まで歩いて登り、旧橋脚の一部を利用した珍しい駅を見学することが出来た。
この駅で乗り降りする客がいるのかどうか疑わしい(時刻表が貼ってあり列車が止まることは間違いないようである)ほど歩いて登らなければならない。まさしく「空の駅」である。

記念に保存された「余部鉄橋」の橋脚

「空の駅」に並ぶように残された「旧余部鉄橋」の様子

16時に「道の駅あまるべ」を出発し。浜坂から県47で山の中に入るころから小雨に霙が混じり始めた。この日の宿はガイドブックに「家庭的なもてなしに人気がある・・・」と書かれ、露天風呂の写真まであって大いに期待したが、当日の客は我々一組だけで、ロビーの植木が枯れかけていたり、大浴場の窓の外には萱が生い茂っていたりと、どう見てもほとんど営業していない様子であっけにとられた。食事を運んでくれた仲居は「急遽呼び出され峠の向こうから駆け付けた」とのことで、どうも我々が予約を入れてから慌ただしく全ての準備を整えた様子がありありであった。
湯村温泉で観光らしいことと云えば、食事前に「荒湯」に出向いて温泉卵を茹でただけで、早々と床に就いた。夜中にトイレに起きてみると雨が雪に変わっており、隣の建物の屋根には白いものが薄らと積もっていた。
夏タイヤなので明日のことを心配しながらも、またぐっすりと寝ることが出来た。

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旅は良いよなぁ

楽しそうな旅の様子,いいね!
小生にとって丹後半島の伊根は数年前から訪ねたい旅先の一つです。
『同等一栄』と言う言葉に惹かれたのが理由の一つで,舟屋の風景も勿論見てみたいのですが,伊根に伝わる言葉の伝統文化の代表的な隣人又地域の人達の硬い絆の様に接してみたいものです、独り身の年寄りの所以かな?
取り敢えず筆者の綺麗な写真で少しだけ味わいました。
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