30年ぶりの年末行事再会

子供たちがまだ小学生であった30年ほど前まで、我が家には年末の一大行事があった。
その一大行事とは、大晦日に紅白歌合戦を見たあと、自宅から江の島まで歩くというもので、満足な防寒着もない時代に親子で黙々と歩いた思い出がある。
数年続いたその行事も、子供たちが成長し「こんな事をやっているのは家だけ」との意見が出始め、次男と二人で歩いたのを最後に中止となった。
その子供たちも成長し、それぞれ独立して生活するようになったこの頃、一年に数回集まるときの話題に「あれは苦しかった」とか、そのころ湘南海岸で全盛を極めていた暴走族を「あれはビックリした」と話題に上るようになり、毎日が日曜日生活者になって何かメリハリが必要と考え、この年末行事の再開を思い立った。
子供たちにメールで参加を呼び掛けると、長男、次男、娘婿から申し込みがあり、筆者と家内を合わせて5人で挑戦することになった。
寒さに震え、居眠りをしながら歩いた30年前の経験から、今回は明るいうちにゴールをしようと31日の朝から歩くことにした。
全員が集合した9時20分に自宅を出発。大根川の土手を県63まで下り、大磯方面に歩いたあと、吾妻橋を渡って金目川沿いのサイクリングロードで海岸に向かった。

闘志あふれる、出発前の参加者

新幹線の手前で最初の休憩のあと、東雲橋の対岸にある「ラッテヨークマート南原店」でトイレ休憩を取った。
海岸に出たR134の花水川橋の上で、長男の持つスマホのアプリが11.5㎞を表示し、初めて大磯までの正確な距離が分かった。
ここまでは全員いたって快調で、R134を江の島方面に向けて進み、八間通入り口の先にある歩道橋を海側に渡ろうと登って写真を撮ったが、いざ海側を歩いてみるとすぐ先で歩道がなくなり、横断歩道で元の山側に戻った。

平塚海岸の歩道橋の上までは全員元気いっぱい

平塚港で食事が出来ないかと港に降りてみたが一軒も営業しておらず、持参した塩結びを相模川の土手に座って腹に収めた。

平塚港の相模川堤防で塩結びを食べた

再びR134に戻って相模川を渡り、湘南シーサイドカントリーの先で歩道橋に登って海側に移った。
柳島から国道を離れ海岸沿いの遊歩道を歩いた。この頃になると全員の口数が少なくなり、徐々に歩く速度も落ちてくる。
黙々と歩いてサザンビーチ、浜須賀交差点、辻堂海水浴場と通過し、辻堂海浜公園で長男家族と落ち合い、そこから先は長男の嫁と孫二人も加わり、総勢8人でゴールを目指した。

サザンビーチの先に烏帽子岩が小さく見える

辻堂海浜公園で二人の孫が合流

元気な孫が加わったことで、遅くなっていた歩行速度がやや持ち直し、16時30分に夕日が美しい遊歩道の終点に着くことが出来た。

夕焼け見ながら江の島にゴール

「海の歌」と題された銅像の前で

長い間25㎞以上と思い込んでいたこのコースの距離が、正確に計測してみると21.3㎞しかないという結果に、全員が少なからずガッカリしたが、「あの頃には距離を測るツールすらなかったねと」30年と云う年月の長さを改めて実感することが出来た。
この後、片瀬江の島駅から小田急に乗り、途中下車して藤沢駅前で年越しそばを食べて解散となった。
絶対に口には出さなかったものの、筆者自身と家内が完歩できるかどうかと心配していたが、家内の「65歳の割には若いほうでしょ」との発言に、まだしばらくは元気な老後が過ごせるかもしれないと、少しだけ自信を取り戻すことが出来た年末行事であった。

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