ライラックの軌跡

筆者のブログに時々訪問して頂く「夕陽丘3番地の2」さんのブログを見ていて「ライラックの軌跡」展の存在を知った。

「ライラックの軌跡」のポスター

16歳で自動二輪の免許を取り、メグロZ7やDSK A25で走り回っていた高校生の頃の仲間に、ライラックの125㏄に乗っていた友人がいて、筆者所有のDSKと同じシャフトドライブに興味を持った。

ライラックサンキューAQ 1955年

もう一つの思い出は、DSKの500㏄にあこがれて、中古車を探し回っていた高校一年生であった1963年に、新発売されたR92(ライラック水平対向500㏄)の新車を見に、高知市の電車通りの交差点角にあったお店(たぶん高知ライラックと思われる)に下校時に立ち寄り、大いに感動した記憶がある。

ライラックR92 1963年

そんなライラックを沢山展示しているという情報を得て、バイク仲間のF氏をお誘いし、10月1日に2台で出掛けることにした。
筆者はライラック展を見たい一心で、F氏が気にしていた天気予報を無視して、予定通り午前7時に落ち合い、会場がある浜松に向かった。
今にも降り出しそうな東名高速を西に向けて順調に走ったが、三方原PAに立ち寄って休憩を取った時点で急に雨が降り出し、慌てて合羽を着用することになった。
浜松西ICを降りて、一カ所も直角に交わる交差点の無い複雑な浜松市内を、何時もの通りナビに連れられて「浜松市博物館」に到着した。

垂れ幕が下がった浜松市博物館の玄関

受付を済ませ会場に向かうと、一番手前にそれぞれフルレストアされたベビーライラックJFとLS38が展示され、そのレストアの出来の良さに圧倒されながら奥の展示室に向かった。

ベビーライラックJF 1953年

ライラックLS38

そこには40台以上のライラックが、フルレストアされたり、50~60年以前の姿をそのままに残していたりと、それぞれが得意げなすまし顔で並んで居た。

展示されたライラックの列

50年以上も前にあこがれた「R92」や、友人が乗っていたと思われる「ライラックサンキューAQ」の他、1964年の第11回東京モーターショウ出品モデルである「ライラックC103」等を惚れぼれと眺めた至福の1時間であった。

幻のモーターショー展示車 C103 1964年

ベビーライラックの発売(1951年)から、倒産後の再起を経てR92発売直後の解散(1966年)までの僅か15年の間に、これほど多くの車種と数々のレース用車両を開発した情熱に驚きを覚えるとともに、その恐らくや巨額であろう開発費用を考えると、倒産と解散を繰り返さざるを得なかった原因がそこにあるのではないかと思う。
特にC103の4サイクル水平対向2気筒OHCエンジンは、当時としてはあまり他に例のない機構であり、ライラック開発陣の意気込みに圧倒された見学であった。

C103の水平対向2気筒のOHC機構

このあと訪れた「エアーパーク」の見学報告は次回の楽しみに。

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