畑にある小さな祠

毎日のように耕作に出かけている畑の真ん中に、小さな祠が祭られている。
この畑には中央に数坪の国有地があり、そこに樟の大木が立っていて、その根元に祠があり、地元の方の手で1月17日の「山の講」の日には赤飯やお酒が供えられる。

樟の根元にある祠

樟がご神木となっている

そのご神木ともいえる樟が、枝分かれした高いところから先の大きな枝が、数年前から三分の一ほどを残して枝枯れし、風の強い日などに折れて落下してくる。中には直径が30センチ程もある物が落下し、畑の作物をなぎ倒す被害が発生することが何度かあった。

大半の枝が枯れた樟の大木

この大木の上に残っている枯れ枝を撤去しなければ、下の畑で安心して作業することが出来ないが、国有地であることと祠が有ることで、どうすれば良いのか悩んでいた。
一年ほど前、こうした国有地を管理する県の部署に枝下ろしをお願いしたところ、職員が業者を伴って確認に訪れ、漸く作業が行われることになった。
その作業に先立ち「清めのご祈祷を行うことになった」との連絡があり、1月27日に畑に出掛けた。
9時前に到着すると既に宮司と枝下ろし業者が到着していて、冬の青空に聳え立つ富士山の写真を撮るなどし、既にご祈祷の準備は完了していた。

枝下ろし直前の大木

根元に設置された祭壇

枝下ろしを行ってくれる業者によると「山の講」の1月17日以前には木の伐採は行わないとのことで、特に林業に携わる職人は今でも「山の講」が終わるまでは山に入らない習慣が残っているとのことである。
「山の神信仰」が大切に守られている事をこの年になって初めて知り、日本人が代々受け継いできた風習を大切にしなければと、改めて認識させられた経験であった。

宮司による祝詞奏上

この日は神事だけで、後日枝下ろし作業が行われるとの事なので、改めて報告いたします。

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