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新聞の小説に思う

「毎日が日曜日」の生活になる前から朝刊を1時間以上読むのが筆者の日課となっていた。
最近では時間が有る為に、朝刊を1時間半から時には2時間以上かけて読む習慣となってしまった。
その新聞の楽しみの一つに小説が有るが、朝刊と夕刊の小説を読むので2~3日読めないでいるとテーブルに分厚く新聞を重ねて、古いものから順に読むことになり、結局他の記事までも一通り目を通し、何時間も掛ってしまう。
現役時代には日刊自動車新聞も購読していたので、出勤前の限られた時間は食事もトイレも新聞を読みながらと云う行儀の悪い読み方であったが、今の読み方の半分程度しか読んでいなかった事に「毎日が日曜日」となって気が付いた。
今は朝日新聞一紙で有るが、経済界にとって一番厳しく批判(リコール問題等:リコール制度は筆者が自動車業界人となった昭和45年の前年にスタートし、駆け出しの時代にその対応に苦慮したことを今でも思い出す)するので読まざるを得なかった事が、社会人になって一度も浮気することなく朝日新聞一筋で読んで来た理由で有る。
本題の連載小説に話題を戻す。今まで読んだ文庫本の中に元新聞連載小説が多く有った。そうした文庫本を読みながら、小説は一気に読まなければその面白さも半減すると考えるが、実際は中々進まないのが私の読書の悪い癖である。一方で新聞の連載小説はその進行の遅さにイライラもするが、毎日その先を楽しみに読むと云う良さが有る事も事実である。
数日前から朝日新聞の夕刊で小説が新しくなった。前回の戦国物(青銭大名)から一気に現代物(ガソリン生活)にワープした上に、小説の語り手が自動車と云う何とも風変りな小説である。
ある年の離れた兄弟が車中で交わす会話について、車があれこれと考えたり解説したりするアイディアは大変斬新であると思うが、まだこの車がどういう車名なのかもわからず、この先作者はどう話を進めていくのか興味津々である。
今までに車の名前が出て来たのは駐車場で隣り合わせ、会話を交わした相手がワゴンRと云うことぐらいで有る。ワゴンRが軽自動車のベストセラーカー(2010年度は177,215台でトップ)であり、主人公の車種が何であるのか、元業界人として非常に興味の湧くところである。

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