遭難犬の救助

家内の犬嫌い――猫も嫌い――は相当なもので、散歩の途中に小さな室内犬に出会うと立ち竦んでやり過ごす程である。娘が小さい頃「犬を飼いたい!」と云うと、「○○さん家の△△を可愛がらしてもらいなさい」と云ってごまかし、実際に娘にソーセージをお土産として持せたりしていた程である。
有る晴れた散歩の途中、筆者が善波川の中に転落して草むらの上に佇んでいる犬を発見。助け上げようとすると、大の犬嫌いの家内の「犬好きの人がたくさん通るので助けてくれる」との反対で、そのまま見過ごして散歩を続けた。
自宅に帰ってどうしてもその犬の事が気になり、休みで自宅にいた娘と二人で車に乗って救助に出掛けた。
現場に到着するとその犬は先ほどより更に衰弱し、上半身をぬかるみに横たえて動かない状況であった。急いで河原に降り、横たわった犬を持ち上げると、微かに身体を震わせたことで活きていることが分かった。

ぬかるみに横たわる犬の姿

娘と協力して筆者の背丈より少し高い土手の上に持ち上げると、ブルブルと激しく震えながらも何とか四本の足で立ち、トボトボと歩き始めた。
家を出る時に母親が持たしてくれた――家内の名誉のために強調しておくが――メロンパンを持って娘が近づくと、全く警戒することなく娘の手からパクパクと食べ、最後には少しこぼれた欠片を求めて草むらを舐めまわした。さらに娘が「温かいお水を飲みな!」と云って、家内から持たされた――家内の名誉のために重ねて書いておくが――ペットボトルからトレイにお湯を移し、冷まして飲ませようとしたが、これは殆ど飲まなかった。

震えながらメロンパンを食べる姿

そうこうする中に激しい震えも収まり、またトボトボと歩き始めた。大の犬嫌いな家内が居る家に連れて帰る訳にもいかず、そうかと言って行政に預ければ何れ処分される事になると判断し、「首輪も付けた飼い犬であり何とか自宅に帰り着く」と期待し、そのまま見送った。あれから既に一週間ほど経つが、果たして帰り着いたかどうか?

元気になって?? 立ち去る姿

これ程の犬嫌いの家内であるが、子供の頃の実家では農耕用に赤牛を飼っていたとのことで、「毎日、学校から帰ると『モ~~!』と鳴いて呼ぶので、頭を撫ぜてやっていた。目がクリクリと大きくて可愛かった!」と云うのだから驚く。

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